コラム

2024年 新年のご挨拶|昨年の採用マーケットと本年の予想

新年のご挨拶

2024年を迎え、新年のご挨拶を申し上げます。

石川県能登地方で発生した地震により、被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。

昨年は多くの挑戦や変化がありましたが、皆様のお力添えのおかげで乗り越えることができました。心より感謝申し上げます。

2023年は、外資系企業、特にIT領域でのリストラや採用凍結が多く、マーケットが大きく変化した年でした。しかしながら、FMCG(消費財)領域での新しいご縁や、外資系企業の日本法人設立、もちろん、もともと懇意にさせて頂いておりますクライアント様からも、貴重なご縁を沢山頂き、採用に繋げる事ができました。

ポジションにつきましても、CEO、CFO、HRヘッド、グローバル本部長、経営企画部長、技術顧問、製造業向けDXコンサル、グリーンエネルギー戦略部長など、かなり多岐に渡り、ご支援させて頂く事ができました。

人材業界も例にもれず、AIを使ったサーチ、スカウトなどがスタートし始めましたが、「人が変わると会社が変わる」という、採用を超えた感動をより多くのお客様と共有させて頂くべく、AIにはできない価値の高いサービスをご提供できるよう、社員一同、切磋琢磨し、より一層の努力をしていきたいと考えております。

2024年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

オクタヴィア・エグゼクティブサーチ株式会社
代表取締役社長 新木 幸江

 

2023年採用マーケットの振り返り

2023年は、急激なインフレに伴う経済の不透明さや、政府の経済対策としての金利上昇から欧米企業の株価が下落し、年初からGAFAMを筆頭に外資系、特にIT企業のリストラやハイアリングフリーズが目立った1年でした。

一方で株価が依然として高い、日系企業は採用を継続しており、IT人材や脱炭素など新エネルギーに関わるポジション、またインバウンドが戻ってきたFMCG(消費財)領域は採用が活発化していた印象です。円安の影響もあり、商社やPE(プライベートエクイティ)ファンドでも中途採用が増えている印象を受けました。

外資系企業での採用は大きく減少した1年ではありましたが、日系企業の部長、本部長ポジションが増えてきている印象もあり、そちらに転身されたい方にはチャンスが増えてきています。

2024年採用マーケットの予想

2024年前半は恐らく2023年同様、外資系企業の採用控え継続が予想されますが、後半はアメリカ経済のソフトランディングが成功すれば、政策金利が下落し、アメリカ企業の株価が上がる事で、人の採用を含めた投資モードに戻ってくるかと思います。

また、以下のマーケットが伸びる事が予想され、同時に人の採用も活発になる事が予想されます。

 

半導体マーケット:TSMC、Rapidus、Samsung後工程市場(素材、装置)
生成AIなどの新たな技術の普及により、半導体への需要が増加しています。熊本では、TSMC(台湾)、北海道ではRapidusの半導体新工場建設が進んでおり、それに関連する製造装置や素材開発企業の新規進出、事業拡大が相次いでいます。またSamsung(韓国)も日本政府から200億円の投資を受け、R&Dセンターを開設、日本の素材、材料メーカー、大学、研究機関などと協力しながら、次世代パッケージを開発していくと発表がありました。

半導体関連の採用は、2023年から活発化していますが、2024年は更に優秀な技術者の奪い合いが予想されます。

 

セキュリティマーケット:サイバーセキュリティ(AI、OT(工場・プラント))
2021年にアメリカの石油パイプラインがサイバー攻撃を受け、7日の操業停止をしていましたが、社会インフラへのサイバー攻撃は、私たちの生活にも甚大なダメージを及ぼします。システムのCloud化が進むと同時に、その危険も増大してくるので、より工場やプラントなど生産現場でのセキュリティも注目されてきています。また、2023年はChatGPTをはじめとする生成AIが一躍ニュースになった年でしたが、生成AIを使った犯罪や詐欺も増えてきており、よりセキュリティエンジニア採用のニーズが加速していく事が予想されます。参考URL:2023年のセキュリティトレンド