コラム

■注意喚起■弊社の名を語る、フリーメールからのスカウトにご注意ください

Jun 28, 2024

弊社名を騙る悪質なスカウトが送られる

2024年6月25日、弊社HPより、某大手企業で執行役員をされている方から、初めてお問い合わせを頂きました。内容は「オクタヴィア・エグゼクティブの貝沼という人から、私の会社のメールアドレスに数回、フリーメールアドレスで連絡をいただいているが、返信しても届いていないようなので」と確認のご連絡でした。

弊社には「貝沼」という社員は在籍していないことから、すぐにお電話をさせて頂き、メールを転送頂いたところ、とても丁寧な日本語で「もっともらしい」スカウトメールが、弊社社員になりすました個人、または業者から送られていたことがわかりました。

恐らく高い確率で、弊社以外の人材紹介会社の名前も騙った、スカウトメールも送っていると考えられます。

以下に、実際に執行役員の方に送られたメールを転載させて頂きます。

役員の方に実際に送られた怪しいメール

〇〇〇〇 様

突然のご連絡で失礼いたします。

オクタヴィア・エグゼクティブの貝沼と申します。

この度は紹介先企業の代表様からの直接の要請により、勝手ながら〇〇様へのヘッドハンティングのご連絡をさせていただきました。

(既に今後の進路がお決まりでしたら、本件につきましてはご放念くださいませ。)

※弊社は多くの企業様や関連業者様とのアライアンスなどで管理部門、エグゼクティブクラスを中心に非公開求人など多くの求人(アクティブなものだけで約10000件)を保有しており、独自のルートと完全機密体制のオペレーションで上場企業の役員様のヘッドハンティングについて対応させていただいております(機密性とコンプライアンスの観点からフリーメールを使用させて頂いております)。

※「個人情報と採用企業の機密情報を扱うからこそ、コンプライアンスやインテグリティが最重要」と理解している、まともな人材紹介会社は絶対にフリーメールアドレスは使いません。

★職種★

管理本部長/役員候補 ※プライム、コンフィデンシャル

★雇用形態★

取締役 CFO

★業務内容★

社長直下にて、総務、人事、経理、財務、システム部門を管掌する管理部門全体のマネジメント(89名)をしていただきます。

[具体的には]

総務:経営会議、取締役会運営、内部統制、コンプライアンス・リスク管理委員会事務局運営業務も含まれます。

人事:主に採用、労務、給与、評価になります(研修は別部門の管掌)

★給与★

■年収:2,500万円~3,000万円

■決算報酬:業績による

★勤務地★

■住所:東京都

★就業日★

2024年8月1日(こちらは変更不可の確定事項となります)

【面接フロー】

書類提出⇒面接(1回)⇒内定(形式的な最終確認面談あり)

※〇〇様の場合、ヘッドハンティングですので実質面接は1回のみとなります。

※Cレベル、役員クラスの案件で面接が1回のみの場合はまずありえません。重要なポジションであればあるほど、面接回数は増える傾向にあり、3回以上が妥当回数になります。

まずは弊職と面談をお願い致したく、来週中に、13時~18時スタートで複数日程をお預かりさせていただけますでしょうか。

◆ 月 日 時~ 時迄ご対応可能

◆ 月 日 時~ 時迄ご対応可能

※ご希望面談方法(電話面談orオンライン面談)

※所要時間30分ほど

ご興味ありましたら、お手数ですが一度ご連絡の程宜しくお願いします。

(勝手ながら、できましたら本日中、もしくは翌日13時までにご意思の一報を頂けますと幸いです)

※まともなエグゼクティブサーチが、こちらから候補者様にスカウトのご連絡をしておきながら、回答期限を設けるような失礼な対応は絶対にしません。

オクタヴィア・エグゼクティブ

貝沼

※候補者様のメールアドレスへスカウトをする場合、突然のご連絡になるので、まずは信頼できる会社であることをご理解頂くため、正式な社名、住所、電話番号、HPリンクなどの情報が入ったきちんとした「署名」を記載することが常識です。

対応策として

まず、「絶対にフリーメールからのスカウトには返信しない」で頂きたいです。

今回のメールは、Yahooメール、かつ「kn●●●99knm@yahoo.co.jp」という、名前も社名も連想できないようなメールアドレスでした。

怪しい個人/業者がこのようなスカウトをする理由として以下の2点が考えられます。

  1. 人材紹介業の許認可を取得していない(できない)、個人または業者が人材紹介で儲けたいと考えている

人材紹介業は、厚生労働省からの許認可を受けない限り事業を営むことはできません。ただ、最近直接採用企業と契約をせず、案件を複数集めたポータルサイト上で、候補者のマッチングができるサービスが増えてきており、人材紹介業未経験の業者も参入しやすくなってきています。そういったサービスを不正利用している悪質業者、または個人が、他の会社の名前を騙っている可能性が考えられます。

  1. レジュメ、個人情報を入手し、不正利用を考えている

この役員の方は、幸いなことに面談設定の前に弊社にご連絡をくださいましたが、面談設定後に、すぐにレジュメを送ってほしいなどの依頼があり、履歴書・職務経歴書を送ったところ、それ以降業者と連絡がつかなくなる、などの可能性も考えられます。その場合、送られた個人情報が詐欺や犯罪に利用されてしまう可能性もあると思います。

英語でのスパムのような怪しいスカウトメールはすでに多数存在しますが、今回は日本語かつ、巧妙に作られたメッセージで、実在の人材紹介会社の名前を騙るという、とても狡猾で悪質なものですので、シェアさせて頂きました。

弊社としても、社名を使われたことに大変憤りを感じると共に、人材紹介という個人情報と機密情報を扱う立場として、このような事案は絶対に許すことができないと考えています。採用企業、候補者の方に安心して人材紹介サービスをご利用頂けるよう、個人・業者の特定を弁護士と進めています。また、警察への被害届提出も予定しております。

ぜひ、ご注意頂くと共に、同じような内容のメールが届きましたらご一報頂けますと大変助かります。

なお、弊社オクタヴィア・エグゼクティブサーチから、メールにお送りするスカウトには、必ず弊社ロゴの入った署名が記載されており、メールの発信元は @octavia-es.com でございます。

 

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