コラム

2025年 新年のご挨拶|昨年の採用マーケットと本年の予想

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

5期目という節目であった2024年を無事終えることができましたのも、皆様方のご愛顧の賜物とひとえに感謝申し上げます。

昨年は、半導体関連の企業様の新規プロジェクトにおける技術開発職や、コンサルティングファーム様でのDXやエネルギー、サステナビリティ領域のシニアなポジション、大手日系企業様での経営戦略や事業企画職、地熱発電やCCSUに関わる技術ポジション、そして10年来のお付き合いをさせて頂いている外資系化学メーカー様のマーケティングポジションのご支援など、非常に幅広いご縁を数多くいただき、ご紹介へ繋げることができました。

2025年も、クライアント企業様の更なるビジネス拡大や課題解決のために、候補者様の将来を見据えたキャリアアップのために、妥協を許さず、「質」にコミットしたサービスを提供し続けて参ります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

オクタヴィア・エグゼクティブサーチ株式会社
代表取締役社長 新木 幸江

 

2024年採用マーケットの振り返り

2024年は、コロナ以降混沌としていたマーケットも落ち着きを見せ、全業界を通じ採用が回復してきた1年でありました。

特に、日本政府も主導している半導体関連の求人とそれに紐づくデータセンター関連の求人が急激に伸びた印象です。

また同時に、エネルギーやCO2排出量の可視化とその削減、効率化や、再生可能エネルギー領域では太陽光や風力発電のブームが一旦落ち着き、PPAやCCSUなど複数の手段を用いた二酸化炭素削減への企業アプローチが進んでいる印象を持ちました。

コンサルティングファームは、5年前くらいから大量採用を続けていましたが、よりIT領域へシフトする会社、戦略領域へ注力する会社と路線分けが明確になってきたと同時に、国内での新規ファーム立上げも多くなってきたことから、特にマネジャークラス以上の採用が増えてきており、いかに差別化ポイントを打ち出せるかが、明暗を分けるポイントという印象でした。

また、業界を問わず全体的に優秀な人材の獲得競争が過熱しており、給与水準が以前と比べて少し上がってきていると感じました。

 

2025年採用マーケットの展望

AIと半導体の覇権争い激化

2024年、OpenAIが日本にアジア初の拠点を立上げ話題になりましたが、OpenAI(GPT-4o)、Google(Gemini)、Microsoft(Copilot)などの大手を中心に生成AI領域の開発と商業化競争が過熱しています。今までもAI領域のエンジニアの採用は活発でしたが、これからは営業、コンサルタントの採用も更に増えてくるものと予想されます。

また、世界の半導体競争が益々加熱する中、AI向けの先端チップ、パッケージ開発も2024年の準備期間を終え、いよいよ2nm(ナノメートル)世代に向け本格的な開発フェーズに入ることから、デバイス・装置・素材の垣根を超えて優秀なエンジニアの採用は更に多くなると思います。

具体的な動きとして、レゾナックやディスコは国内に工場新設をすでに発表しており、2025年にも着工を開始する予定。デバイス側で仕事をしたい、素材から装置に行きたい、など同じ半導体でも立場を変えての転職ができる絶好のチャンスでもあります。

         

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